ヴォーカルレッスン

11月、12月とヴォーカル個人レッスンを受け持たせていただいています、緒川真生(おがわまさき)です。

mirai-Jのレッスンを始めて一番の印象は「みんななんて熱心なんだろう!」ということです。
私が学生の頃は、ミュージカルについて学びたくても、愛知や岐阜では学ぶ環境(スクールや先生など)の選択肢がとても少なくて、声楽やバレエ、ジャズダンスといった基本的なレッスンを単体で選んで通うのが精一杯でした。
この10年くらいで、「ミュージカル」というジャンルがぐんぐん普及して、ミュージカルを想定した複合的なレッスンを受けられる環境が増えていて、その環境を最大限に利用して、週にいくつもいろんなレッスンに通っている子がたくさんいることに驚いています。
親御さんが温かくサポートしておられる姿にもたくさん出会いました。

「こんな顔をするのは恥ずかしいな」「こんな声を出すのは恥ずかしいな」「歌を台詞で話すのは恥ずかしいな」
今はこの「恥ずかしい」とみんな闘っています。
顔を鏡で見てごらん、と言っても、どうしても鏡から目をそらしてしまう子が(私も最初は恥ずかしかったですよ)頑張って自分の顔を鏡で見て歌うと、それだけで意識すべきところに気付けて、声が変わったことがありました。
ダンスだってそうですよね。
「手をまっすぐ伸ばして」と先生に言われて伸ばしてるつもりでも、鏡で見たら伸びてなくて、慌てて直したり、すると思います。

マンツーマンでのレッスンは、グループレッスンよりもさらに「自分自身と向き合う」ことになるので、慣れるまでは戸惑うことも多いかもしれません。
レッスンは何週間かに一度のとても大事な時間ですが、

実は、レッスンからレッスンまでの間の期間をどう過ごすかがとてもとても大切。
レッスンで学んだことをどれだけ自分の中で克服して、身体を作って、声を整えて、表情豊かに歌えるようになるか。
一週間でも、絶対変わります。二週間あれば、もっと変わります。
レッスンの度に少しずつでも前進していけたら、歌うことはますます楽しくなるし、レッスンも楽しくなります。

これからますます寒くなり、乾燥もするので、ノドのケアも大事ですが、
この季節ならではの景色や空気の温度、クリスマスや年末年始のキラキラワクワクした感じなど、
今、見たり聴いたり感じたりできることをたくさんキャッチしながら、毎日の練習やレッスンに励んでくださいね!

 

緒川 真生